ユーコミュのマンガ学習

漫画を新たな視点から読み解き、学びを得ます。

「シンデレラクロゼット」から学ぶ女性にかかる魔法

こんにちは、ユーコミュです。

 

今回は集英社が発行している別冊マーガレット(通称別マ)連載中の少女漫画「シンデレラクロゼット」から女性にかかる魔法について学びます。

 

この作品は著者の柳井わかな先生が、初めて巻数表記のある漫画に到達した作品だそうそうです。

集英社コミックの発売日に訪れた書店で、お目当ての本の隣にあり、表紙の絵柄と色合いに惹かれ購入致しました。

 

概要です。

大学入学で地方から上京してきた春香(はるか)。

憧れのオシャレな大学生活とは裏腹にバイト漬けの日々。

そんな中、気になる黒滝(くろたき)先輩から食事に誘われ喜ぶも女性の嗜(たしな)みで大慌て。

そんな中出会った美女の光(ひかる)さんに助けを求めますが…。

 

 

さて、少しドタバタした形で始まる「シンデレラクロゼット」。

このお話の冒頭から私は大学時代の友人を見ているような感覚になりました。

 

主人公の春香ですが、家賃で仕送りが消えバイト三昧となり二年生となっています。

 

2/11にNHK放送の「所さん!大変ですよ」にて、「テルマエ・ロマエ」の著者であるヤマザキマリさんは、アメリカやイタリアは奨学金を返さなくても良いが、日本は返さなければならず、大学生の6割は奨学金を利用し通っている。と仰っておりました。

 

それだけ現代の大学生は困窮しており、ましてやコロナ渦の今はさらに悪化していることでしょう。

 

また、高校生までメイク禁止等の校則があったにも関わらず、急に身綺麗にする事が常識のようになる事もあります。

朝日夜さんという方が書かれている「ギャルとぼっち」(ガンガンコミックスpixiv)という漫画でも、社会に出て急に常識になる化粧について、言及されております。

 

しかし、今回の「シンデレラクロゼット」では驚きの発言が多数飛び交います。

「20歳越えたらブスは自己責任!」

この言葉には驚きました(笑)

 

この言葉だけなら多くの批判を浴びる事でしょう。

この言葉は「見た目」の事を言ったのではなく、自虐をして笑っていても可愛らしい事にならないという事でした。

 

メイク、服という「魔法」で女性の印象はガラリと変わり、女性のポテンシャルを引き出す物の筆頭として挙がります。

 

私も、前職でパーソナルカラー診断を現場で拝見、体験する機会を頂き、男性の印象も変化致しますが、特に女性のメイクのりや血色変化がよく分かり驚いた事を今でも覚えております。

その後、パーソナルカラー実務検定3級をとり、今後個人で活動が出来ますよう資格昇格に向け勉学に励んでおりますが、魅せ方は大事だなと日々思いますね。

 

こちらの本は是非、男性の貴方にも一読して頂きたい内容も御座います!

 

「男と女の関係に上下関係を持ち込むな」

 この言葉は特に心に刺さりました。

自分が「付き合って頂いている」と卑屈や遜(へりくだ)りが入れば、相手に舐められます。そうなると、彼女ではなくKeepの立場や、従順な関係に成りかねず、貴方の幸せに繋がりません。

好いた方や気になる方がいる貴方は、「相手がそんな人じゃない!失礼な!」と思うかもしれません。そう思うのであれば、ありのままの御自分で会いましょう。相手のために努力し魔法を学んで実践した貴方は、今までで1番可愛らしいので。

とこの本では語られております。

 

ここで男性の貴方にお伝えしたい事が、女性とのデートでは女性が遅れてきてもどうか怒らずお褒め下さい。

貴方の時間を軽んじている訳ではなく、貴方とのデートを楽しみにして入念な準備をしていたのです。どうか寛容に、そして優しさ溢れる「今来たところです」をお伝え下さいませ。

 

今回はここまでです。また次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

 柳井わかな先生の作品を一緒に読みませんか?