ユーコミュのマンガ学習

漫画を新たな視点から読み解き、学びを得ます。

「はにかむハニー」から学ぶステレオタイプ

こんばんは、ユーコミュです。

 

今回は、フラワーコミックスから刊行された白石ユキ先生の少女漫画「はにかむハニー」を心理学の観点から学びます。

 

               

 

 全10巻で完結しており、新刊を待つことなく一気に購入出来ます!

 

この作品を書いた白石ユキ先生は代表作に「あのコの、トリコ。」があり、実写映画化もされております。

実写化作品の主演は、新しく始まった大河ドラマ「青天を衝け」にて、主役の渋沢栄一を演じる吉沢亮さん。ヒロインは人気女優の新木優子さんが務めております。

是非こちらもチェックしてみて下さいね♪

 

               

 

さて、それでは「はにかむハニー」の概要を見ていきましょう。

ゆるふわ美少女で「守ってあげたい」と思わせるが武闘派の女の子

目つきの悪さで「狂悪グリズリー」というあだ名がついた大人気ハンドメイド作家熊谷(くまがや)くんの恋愛物語です。

蜜が熊谷くんのハンドメイド作品をつけていたことでお話が始まります。

 

物語の良いところは、熊谷くんの可愛さですね。

もう何よりも途中途中の熊谷くんのクマの耳付き描写、そのシーンの絵のタッチ、本当に可愛くて、私のキャラクターランキングでは堂々の1位です(*^^)v

 

そんな熊谷くんが恐れられている理由は、「誤解」や「噂(うわさ)」です。

これだけならまだよいのですが、熊谷くんの目つきの悪さ、否定しない姿勢がさらに悪評を広めます。

 

これはいつの世の中でもありますが、視力が良くないが為に目つきの悪い人や元々の髪色が明るいが為にチャラいと思われる人、こんな人を貴方は見たことがありませんか?

 

この先入観や固定観念というステレオタイプなのです。

                                        

ステレオタイプに関する理論

                                         

 

ステレオタイプは多くの方が持つ先入観を指します。

マイナスとプラス、両方の場合で用いますが、マイナスの面で使われることが多いですね💦

 

 

ステレオタイプの具体的事案に興味がありもっと詳しく学びたいと思った貴方は、私が分かりやすいと思ったこちらの論文を参考になさって下さい。

HLJ_42-1_324.pdf (hiroshima-u.ac.jp)

 

このステレオタイプが大きく関わるとされている心理学効果が、アメリカの心理学者エドワード・L・ソーンダイク博士のハロー効果です。

 

ハロー効果は、一つの目立つ特徴により人物全体の評価が印象付けられる事を指します。

そしてこのハロー効果はなんと、ステレオタイプの強い人が惑わされやすいのでは、とされているのです。

 

例え話をすれば、家からあまり出ず髪を整えていない身なりの汚れた人を、一般的にみれば「引き籠り」で悪い印象を持つ事でしょう。

しかし、その方が「作家」と言われれば、ぼさぼさした髪は天才の証、家に籠るのは執筆に忙しいから、と好印象になる事でしょう。

 

固定概念が固まっている人ほどありそうなじれいではないでしょうか?

貴方も既存の考え方だけに捉われず、新たな考えを受け入れる事から始めてはいかがでしょう?

 

今回はここまでです。

また次回の記事でお会いしましょう✋

 

 

はにかむハニー1巻から読みたい方はこちらからどうぞ↓

                  

 

 

引用文献

図解心理学用語大全 誠文堂新光社 齋藤勇(立正大学名誉教授) 監修