ユーコミュのマンガ学習

漫画を新たな視点から読み解き、学びを得ます。

「ダイヤのエース」から学ぶ野球の変化③

こんにちは、ユーコミュです。

 

今回は少年マガジン社に連載中の野球漫画「ダイヤのA」から学ぶ回の第三弾です。

物語を引用していくうちに、伝えたい事が山程あり、第二段でも収まりませんでした💦

御付き合い頂けますと幸いでございます。

 

今回は野球教育について学んでいきましょう。

近年、野球に関する新しい理論が次々と打ち出され、インターネット等の情報技術も発達したことから、メジャーリーグで広まり実績を残した理論が広く拡散される、といった事案もあります。

 

そんな中、野球指導に対する考え方も変化し、多様化しております。

今回は多様化する野球指導の考え方について、「ダイヤのA」のシーンを用いて一緒に考えていきましょう。

 

                                        

野球指導法の多様化

                                        

 

青道高校監督の片岡鉄心、同じく青道高校コーチの落合博光。

この2人の野球指導法は大きく異なり、度々対立がありました。

 

片岡監督は自分がお世話になった高校野球に恩返しをすべくプロのスカウトを断り母校の監督になった熱く義理堅い漢です。

選手一人一人と向き合う事を大事に、選手一人一人に課す「野球ノート」や、個別練習を回りベンチの選手にも個々の練習意識や改善個所を丁寧に指導する等、周囲の信頼や生徒からの尊敬を集めます。

 

落合コーチは夏の大会終了後、次期監督候補として24巻に登場します。

彼の指導法は、自分の見込んだ選手を少数精鋭で計画的に強化していくもので、大会もエースを育てるために夏の大会に焦点を絞り、「自分なら秋はエースと心中する」と作中で発言しています。

勿論、理論や特性を最大限に生かした勝利を優先するため、個人の意思は尊重されないこともあります。

ドライな分、変化球指導やウエイトトレーニング等の指導は的確かつ明快で、主人公やライバルの大きな飛躍に繋がりました。

 

秋大会中2人の指導の差がぶつかった場面は多々あり、28巻の沢村への提案から直接的な指導のぶつかり合いが始まります。

 

ここではどちらの理論が正しいとは論じません

指導法に多様性が生まれ、学生が選ぶ選択肢が増えた、と捉えられます。

 

甲子園を目指す事に意味を持ち、勝利の為ならサイン盗みを行う、怪我を隠しチームの勝利のため投げる、といった勝利至上主義の考え方が強豪校の大半を占め、その後の選手生命が短命になる、もしくは燃え尽き症候群(別名:バーンアウトシンドローム)ドロップアウトというように今後の人生に大きく影響を与える事案に発展することも少なくありませんでした。

 

しかし、指導法が多様化することで、学生自身が選択の余地を与えられ、自らが望む指導で野球というスポーツに向き合える

この風潮はとても良いように私は思います。

 

青道高校の他にも、短い練習時間を自ら考えて活かし文武両道を行い甲子園を目指す都立高、選手の個々の能力を最大限に引き上げるべく個別練習を多めにとる高校、機動力を重視し常に相手にプレッシャーをかけられるよう練習する高校、とこのマンガからは球児に今後の可能性を広げていくチャンスを与えてくれているように思います。

 

自ら考え選択していく時代に変化している今、高校野球がその一端を担える環境である事が伺えました。

 

全3回に亘(わた)るテーマでしたが、私が野球に間隔をあけ接し、体験し、多くの観戦もした事で、貴方にお伝えしたいと思う内容が次々と浮かんで参りました。

御付き合い頂き、ありがとうございました。

 

それではまた次回お会いしましょう。

 

 

 第二シーズンも夏大会の佳境を迎え盛り上がっております。

この機会に是非!! ↓

 

 

「ダイヤのエース」「バッテリー」から学ぶ野球の変化②

こんばんは、ユーコミュです。

 

今回は記事が1つで収まらなかった為、第二弾となります!

 

前回触れられなかった野球の指導環境について、野球漫画を通じて学んでいきましょう。

今回は少し暗い話題となりますが、どうか御付き合い下さい。

 

昨今メディアで頻繁に取り上げられる教員から生徒への暴力問題。

時代の変化もあり、過去には教育的な指導として見過ごされていた行動も、現代では行き過ぎた体罰だ、と非難を呼びネットに晒される事例も後を絶ちません。

コロナウイルスの影響で全国大会の中止や、部活の練習時間減少が相次ぎ、この問題は一旦収まっているかと思いますが、現代の学校教育において由々しき問題である事には変わりありません。

 

ダイヤのA」内ではこの体罰問題が取り上げられております。

 

※今回も多少ネタバレを含みます。何卒御了承下さい。

                                        

体罰問題について

                                                           

 37巻327話 「チームの事情」より

正孔学園の監督であった熊切監督は、練習試合において選手を蹴り上げた事を3年生父兄に咎められ学校への報告となり、来年の春まで謹慎となる。主将に才能溢れる1年生を託し、選手は監督を謹慎明けの甲子園へ連れていく事を目標に青道戦に挑む。

 

この正孔学園VS青道高校の試合終了後、密かに観戦をしていた熊切監督は観衆にバレてしまい、大声で謝罪を行います。

その後彼は、翌年の西東京地区夏大会にて監督に復帰し指揮を執っています。

 

現実的に見れば「甘い」と思う読者もいらっしゃるかと思います。

確かに一度騒動を起こした人間は左遷や退職となるケースが多く、この判断は妥当と思わないのでは、と推測します。

 

しかし、ここで見て頂きたいことは、本人の対応と周囲の反応なのです。

 

熊切監督は、

①問題が報告され謹慎になる際にも若き才能を育てようとする教育者としての姿

②手が出てしまう自分の未熟さを噛み締め、それを公(おおやけ)に認め謝罪をし、更生を誓う潔さ

この2つを併せ持つ人格者でもあるのです。

 

また、正孔学園野球部は熊切監督の人柄・性格・指導力を信頼し尊敬しているからこそ監督を春の甲子園へ連れていくべく奮起し、公開謝罪前後に卒業生と思しき人や野球ファンから明るい言葉をかけられ、更生を待っているという温かみのある雰囲気を作られたのでは、と考えます。

 

勿論、①に関しては教育者ではなく指導者のエゴだ。成績の良い選手を輩出して自分の指導法が正しいと思わせたいのでは?

②に対しては、反省をすればいい問題ではない。傷を負った生徒の心はそれで癒されるのか?

生徒や周囲に対しては、学生の世間は狭いから目の前の情報が当たり前という洗脳をされている、過去を振り返る時はいい思い出になるよう脳が作用するから助けようとするのだ。

といった意見もある事は重々承知しております。

 

しかし、日頃から信頼を積み重ね、生徒に野球を通じて信念や継続力を伝えてきた熊切監督だったからこそ、復帰し得たのではないか、と思うのです。

 

ここまで読んで下さった貴方に伝えたいことは、背景や関係性を分からないまま批判をしないで欲しいという事、

それから更生した人間にはそれを受け入れチャンスを与えてほしいという事です。

 

勿論間違った事やあるまじき行為をした場合、然(しか)るべき罰則を受けるべきですが、本人の今後への誓いや更生後の努力を陰ながらでも見守り、その過(あやま)ちに報(むく)いる事が出来る日を待つ、それが我々に出来る最大の手助けなのでは、と考えます。

 

                                        

 上下関係が織り成す暴力問題

                                         

体罰問題に関連し、先輩からの暴力、いじめについても近年マスコミ各社が報道しており、これは高校野球だけでなく、小学校から大学、惹いては大人社会でもパワハラとして益々取り上げられます。

 

「バッテリー」では、中学に入学し野球部に入部した主人公が、生意気な性格と天才的な野球センスが災いし、部室で上級生から集団暴行を受ける場面があります。

 

当時から問題視されていた先輩後輩の行き過ぎた関係性ですが、未だに続く不可解な事案として残るものもあります。

 

以前友人から聞いた話で、学生寮の1年生は入寮翌日から床、トイレ、浴槽といった全ての清掃を行うルールがあり、上級生は大掃除や退去時の清掃以外行わなかったそうです。

友人は疑問に思い、進級後も後輩に混ざり行ったところ、同級生から白い目で見られたといい、手伝わない理由を聞いたところ「1年の仕事だから、1年の頃行ったから、先輩は手伝ってくれなかったから」と答えたそうです。

 

ルールを決めたのが教職員・寮関係者・上級生なのか、どういった意図があってこのルールを決めるに至ったのか。

背景が不明である為頭ごなしに否定をする事は出来ませんが、私は友人の行動に称賛を送りました。

 

ルールの意図を理解して従い行動するのであれば正しく導かれますが、慣習としてただ従い恩恵を受ける側となり途端にそれを振り回すのであれば、それは力関係を利用した暴力である、と私は考えます。

 

人に任せきりになるといつの間にか感謝を忘れ、当たり前になっていく。とはよく言ったもので、そういった体育会系の上下関係が生み出した風習が、家庭の家事や職場の飲み会といったものに反映をされているのかもしれませんね。

 

 

 

長くなりましたが、今回はここまでです。

まさか、話が終わらないとは思わず、第3弾に参る事になりました(;´・ω・)

それではまた次回で御会い致しましょう。

 

 

天才ピッチャーといわれる中学生原田巧の物語はこちらから

バッテリー (角川文庫)

バッテリー (角川文庫)

 

 

 熊切監督のお話の載った巻です。白洲先輩が神々しい…

 

 

 

「ダイヤのエース」「バッテリー」から学ぶ野球の変化①

 

 

こんにちは、ユーコミュです。

 

今回は私の一押しマンガの「ダイヤのエース」を用います。

 

週刊少年マガジンで連載された「ダイヤのA(エース)」、現在は第二部「ダイヤのA(エース) actⅡ」として連載中です。第一期、第二期共にアニメ化も行われ、今後の続きが待ち遠しい作品です!

 

概要として、田舎の無名ピッチャー沢村栄純(えいじゅん)が東京の野球強豪校の私立青道(せいどう)高校に入学し、同級生の降谷暁(ふるやさとる)とのエース争いを繰り広げながら、甲子園の先に待つ全国制覇を目指す物語です。

 

私の各学年の推しは

卒業生部門 結城哲也(青道)

3年生部門 神谷・カルロス・俊樹(稲実)、楊舜臣(明川)、川端雅紀(八弥王子)

2年生部門 轟雷市(薬師)

1年生部門 瀬戸拓馬(青道)

となっております!

 

キャラクターが多いことで自分の推しが見つかりやすい事もこの物語の良い事ですね!!

 

 

さて、この「ダイヤのA」ですが、野球に対する学びと教育に対する学びの両方が与えられます。

今回は野球の歴史から見る学びに着目します。

 

                                        

変化球から見る野球の移り変わり

                                        

 

ダイヤのA」では現代野球らしく変化球を多く使用しております。

近年様々な変化球が開発され、同じ方向の球種でも曲がり方により名称が異なり、私もゲームやテレビ中継の解説を見ながら学んでいます。

(コロナ渦の為、昨年は実地観戦は1度もありませんでした…(´;ω;`))

しかし、過去の選手を見ると驚くべき事に、変化球の総数が平均的に少ないことが伺えます(参考:プロスピA,パワプロ)。

 

沢村賞として名を残している沢村栄治氏、400勝を達成した金田正一氏、ストレートは大谷(現エンゼルス)よりも早いと言われる”悲運のエース“江川卓氏。

この3者に共通をしている事が、持ち球がストレートとカーブのみ。

 

恐ろしく直球の威力があった彼らは、もしかすると長イニングを投げる為、またはタイミングを外すために、肘に負担の少ないカーブを選択したのかもしれませんね。

 

とはいえ、カミソリシュートの平松政次氏、アンダースロー山田久志氏、マサカリ投法村田兆治氏の活躍した1970年から1990年にかけての変化球の総数は比較的少なかったように思われます。

 

要因として、当時はネット技術も今ほど発達しておらず、変化球を知る術が人伝てや本のみであったことが挙げられます。

 

1996年に発刊されたあさのあつこ氏の「バッテリー」シリーズにも当時大事にされていた事が伺える場面があります。

「中学生のシンカーは身体、特にに大きな負担をかけることになる。

半端な変化球を投げる投手が良い投手ではない。」

 

中学生まで身体作りをしっかりと行うことで、その後の飛躍へと繋げる当時の考え方の象徴とも言うべき言葉です。

この考え方は選手生命を長く保つ為に重要な考え方と思います。

 

しかし、私が思うに本当に潜在能力の高い選手がプロに登り、もう一つ足りない者への救済がなかったのでは、と感じます。その1要因になり得るのは“変化球”ではないかと私は考察いたします。

 

2000年を越えるとメジャーから投手が来日し、カットボールツーシーム等のムービングボール、ナックルカーブやドロップカーブといった従来の変化とは異なる派生型変化球等をNPB選手に享受していきます。

・年齢がベテランの域に達する剛腕投手が直球の衰えを感じ、複雑な軌道の変化球を学ぶことで要所を締める中継ぎ投手に復活した。

・伸び悩む新人投手がムービング系の変化球を覚える事で、1軍マウンドで先発を任されるようになった。

そういった事案も見る事がありました。

 

選手が活躍できる可能性を広げた”変化球”。

貴方も観戦の際はバックネット裏やテレビ観戦を楽しんでは如何でしょう。

 

次回は高校野球の指導について共に学んでいきましょう。

それではまた(*^^)v

 

 

 気になる方はこちらからどうぞ

「転生したらスライムだった件」から学ぶマズローの要求階層説

 

 

こんばんは、ユーコミュです。

 

本日は現在絶賛アニメ放映中の「転生したらスライムだった件」から

人間の要求について学びます。

 

通称「転スラ」と呼ばれるこの書籍ですが、今世に出回り大人気となっている所謂(いわゆる)異世界転生物語の始まりともいわれております。

 

概要としましては、現代社会で死亡した主人公三上悟が、多くのゲーム内では最弱といわれるスライムのリムルとして異世界に転生し、様々な困難に立ち向かう物語と解釈しております。

 

今回は少しネタバレとなる部分もありますが、主人公が自分の町を作っていく過程で私が気付いた心理学の法則を、お話の順を追って解説していければと思います。

 

まず、この物語ではアブラハム・H・マズロー(1908~1970)の要求階層説に沿っております。マズローさんとはアメリカの心理学者でアメリカ心理学会の会長さんも務められた方です。

 

彼の提唱した要求階層説とは人の要求は段階的にあり、順序があるという事です。

 

では物語に沿ってお話していきましょう。

 

                                        

あらすじから紐解(ひもと)く

                                        

 

まず、物語の主人公であるリムルはやつれたゴブリンと出会い、ゴブリンに敵対している牙狼族(オオカミ)を仲間にし小さな村とします。その村で建築技術に詳しい者がおらず、家の耐久性がとても低かった為、何度か顔を合わせた職人のいる近くの町へ探しに出掛けます。

 

これを例に挙げれば、生活が乏(とぼ)しく、食事や安全がままならなかった時期から、安全を求めるべく住み良さを求め動き出しております。

 

マズローの要求階層説の第一段階は、生理的要求の「睡眠欲」、「食欲」、「排泄欲」であり、この出会い当初の痩(や)せたゴブリンの場合、「食欲」と「睡眠欲」が不足している状態となります。

 

敵対するオオカミ族を屈服させ仲間にした後、それぞれの部族を強化させた結果、村の敵対勢力はひとまず見当たりません。

 

そこで、彼らは宴を催し「食」を楽しみます。また宴が終われば深い夜の眠りへとつきます。こうして「食欲」と「睡眠欲」を満たした彼らは、次の目的を見つけます。

 

彼らは家を建てる為奮闘しますが、建築技術を持たない為折角建てた家も脆く長持ちしません。そこで以前交流のあった優れた建築技術を持つドワーフ族を思い出し、彼らドワーフ族の住む町へ旅立ちます。

 

この場面は、第一段階の生理的要求が満たされ、次の段階に進んだことを示します。

 

次は安全への要求で、「家」や「衣類」、「身体作り」といったものを指し、進化で屈強な身体を得て、衣類も簡素なものがあることから、安心を保証できる頑強な「家」を持つべく学ぶのです。

 

ここからは長く書くにつれ、確実なネタバレとなってしまう為、このあたりで止めましょう。物語の続きが気になる方は、本編をどうぞ御覧下さい。

 

このように、漫画も見方によっては学びに変化が生まれることをお判り頂けたかと存じます。是非これを機に貴方も他の漫画やアニメでも興味を持って頂ければと思います。

 

それでは次回またお会いしましょう。

 

 

気になった方はこちらのリンクからどうぞ♪

 

「衛宮さんちの今日のごはん」から学ぶ成長への意欲

こんばんは、ユーコミュです。

 

今日はFateシリーズのスピンオブ漫画の1つ「衛宮さんちの今日のごはん」から成長への意欲を私と共に学びましょう。

 

Fateシリーズといえば、Fate Stay Nightから始まるアニメシリーズで、スマートフォンアプリのFate Grand Orderは課金ゲームの上位ランキングに位置する程、ガチャの確率が低いゲームですね。私はアプリからアニメの流れでしたが、まさかあれ程の鬱アニメとは思わず、暫く敵であったサーヴァントを使えませんでした💦

 

それはさておき、この書籍は物語の主役である衛宮士郎君とセイバーさんの食事を交えたほのぼの日記という印象の作品です。以前アニメ化もされた作品でFateシリーズの中では異色の作品でしょう。

 

私の考えるこの本の良いところは

  • 優しい絵のタッチ
  • 細かい作業や順番が明記されている
  • 1つ1つが思い入れのある品となっており、自分の経験や記憶を思い出させる

です。

 

この本に出会う前の私は料理が苦手で、今まで作ったものといえば、煮卵と業務用スーパーの鶏肉2㎏を茹でただけの肉と、その茹で汁を使ったスープくらいでした。

料理を始めたきっかけも、筋トレ後に必要となるたんぱく質を少しでも多く得ようとしたことでした(笑)

お恥ずかしい話でありますが、料理初心者であった私は、料理手順を考えず思い付きのまま行い、結果時間内に出来上がらない、最初の品が乾いていてパサパサした、といった問題が発生しておりました。

 

この本は初心者でも分かりやすく自宅でも作れるよう考えながら執筆された書籍であり、その優しさは可愛らしい絵と正確に記載された時間、お話の最後についているレシピまとめが貴方の料理意欲を掻き立てます。

 

この話の特に学びとなった事は「誰かのために始めた事は、自分の大きな成長に繋がる。」という事です。

 

第6話の「はじめてのハンバーグ」にて子供時代の士郎君が父である切嗣さんの為に好物のハンバーグを作り、第42話の「豪華!鮭のちゃんちゃん焼き」にて父のために料理の学びを始めた事が明かされています。

 

身近な人の幸せや助けになりたいと思うことは、自分が気付かないうちに自分の武器や得意として自分を助けてくれるかもしれませんね。

 

心理学用語でも「動機づけ」という言葉があり、自分の本意で行う「内発的動機づけ」は、報酬や見返りを求める「外発的動機づけ」よりも長くモチベーションを保って続けられるという研究結果が出ています。

 

ちなみに私が一番おすすめしたいお料理は第7話に登場する「さらりと頂く冷やし茶漬け」です。お茶漬けの好きな私が出汁作りに凝るきっかけとなったお料理です。

是非一度お試しください。

 

 

また先日発売された第6巻には、なんとレシピ本の付いた特別版が発売されています。

料理をしながらでも見やすい大きさと開き具合で、私も早速購入してしまいました!!

 

自粛期間の続く今だからこそ、貴方の成長意欲を伸ばしませんか?

 

今回はここまでです。また次の記事でお会いしましょう。

 

 

 

第七話「さらりと頂く冷やし茶漬け」

第七話「さらりと頂く冷やし茶漬け」

  • 発売日: 2019/07/15
  • メディア: Prime Video
 

 

今大人気の“呪術廻戦”から学ぶ経験する事の重要性

こんばんは、ユーコミュです。

 

今期アニメ化し大人気となっている少年ジャンプ発の

バトル漫画、呪術廻戦は御存知でしょうか?

具現化された呪いとの戦いに、ある事件から身を投じることとなる類い稀なる運動神経を持つ高校生、虎杖悠二を主役とした物語と解釈しております。

 

この作品は自分がまだ大学生の際、高校以来の友人に

「最近の少年ジャンプの作品の新作で世界観が一番すごい」と

勧められ、単行本派の私が雑誌を購入致しました。

当時何よりも驚きだった事が、この作品は芥見下々先生の初作だった事でした。

 

余談になりますが、私が好きなキャラクターは

東京校2年のパンダ君、京都校2年の究極メカ丸君です。

2人が共演したシーンもあるので是非御覧下さい。

 

 

さて、今回はそんな呪術廻戦の漫画の1節を引用して、

経験の重要性をお伝えできればと思います。

 

「黒閃」を狙って出せる術師はいない、だがしかし「黒閃」を経験した者とそうでない者とでは呪力の核心との距離に天と地程の差がある」呪術廻戦第48話 黒閃より

 

呪術廻戦を御覧になっていない方からすれば、「何のことやら」と思われますよね?

「黒閃」とは所謂クリティカルヒットと呼ばれるものだと解釈して下さい。

非常に確率が低く、その感覚を経験しない人もいる、という事です。

しかし、経験をすると今までの何倍もの力が発揮できるという事で、敵との対戦時に習得しようと主人公は奮闘します。

 

呪力の“味”を理解したんだ。オマエは今まで口に入れたことのない食材をなんとなく鍋に入れて煮込んでいるような状態だった。だが「黒閃」を経て呪力という食材の“味”を理解した今呪術師として3秒前の自分とは別次元に立っている。おめでとう超親友。オマエは強くなれる」第49話 窮屈 東堂葵より

 

「黒閃」の経験後、共闘した東堂葵という人物のセリフです。

主人公は一度の大きな経験で体に流れる力の大きさに気が付きパワーアップします。

 

                                              

経験は最大の力となる

                                               

 

この言葉を裏付ける私の経験談があります。

私は高校時代部活動の遠征にて海外へ渡航経験がございます。

現代社会、世界史を専攻していた私は、世の情勢やその国の歴史、民族の特徴を学び万全と思い海を渡りました。

 

しかし、実際に訪れてみると世界が一変しました。

路上演奏者の多さとそのレベルの高さ、日本の安全さ、治安による警察の装備等約10日の遠征でしたが、自分の中の価値観が大きく広がりました。

  

経験だからこそ得られる物があり、経験に時間を使うことにこそ学びがあるのでは。

そう感じ、帰国後は体験に身を投じ、感情や表現も豊かになりました。

 

 

“経験は人を変える”とよく言いますが、一つの体験で自らの常識が覆る事は誰にでも起こり得ます。

最近退屈だ、つまらないと感じる貴方こそ新たな体験をすることで刺激となり人生が豊かになるのでは、と私は思います。

 

それではまた次の記事でお会いしましょう。

 

※呪術廻戦は過激・グロテスクなシーンを含みます。

 苦手な方は御遠慮下さい。

 

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

初投稿

ブログ始めました

 

こんばんは!ユーコミュと申します。

 本日からブログを始めることと致しました。

宜しく御願い致します。

 

今後書く記事から興味を持って下さった貴方様やどんな人物が書いているのか気になる貴方様へ簡単な自己紹介を。 

 

私は何者か

 

この記事を書いている2/5現在無職の23歳です。

無職が何を語るつもりだ、下らん!!と思った

そこの貴方、ちょっと時間をください!

 

無職になったのが実は数日前なのです…。

大学卒業後ブライダル職についた私ですが、

適応障害となり遭えなく退職となりました。

会社側からは体調が戻るまで休職という選択肢も頂き、

何度も気にかけて頂きましたが、1年間持たず退職となりました💦

 

 

高校は普通科にて青春を謳歌し、大学では心理学を専攻し学びを深めました。

高校では部活動、大学では専攻学科の研究やアルバイト、

サークル活動に勤しみました。

ここだけ見ると殆どの学生と然程変わりませんね(´・ω・`)

しかし、貴方様がこの記事を読み、

身近に感じて頂けるのであれば、それもよいと思っております。

 

ブログ内容について

 

ブログ内容ですが,本や映画の紹介を主にさせて頂きます。

私は大学時代のアルバイトが本屋×レンタル店の複合店で御座いました。

元々ライトノベル山田悠介さんの本が好きで始めたアルバイトでしたが、

3年半続いた事で、数々の映画や音楽、書籍に出会いました。

就職後も継続的に書籍を読み、仕事に活かしておりました。

 

ブログのきっかけ

 

このブログを始めようと思ったきっかけは、社会に出た途端

今までの専門的な知識は活きるが、不可欠な知識が足りない事に気づいた為です。

 

私は大学を卒業するまで専門的に経済を学んだこともなく、

強いて言えばアルバイトの所得控除が必要知識として覚えていた制度でした。

 

社会に出ると自らの価値を上昇させるべく、一人一人のお客様と向き合い、

休日は書籍やトレーニングで己を磨き、殆ど時間を仕事に費やす日々を過ごしました。

 

しかし周りが見えなくなる程の必死さで救急搬送され、いざ仕事がお休みになると、

自分には残っているものが何一つありませんでした。

会社員時代は会社が行っていた健康保険、厚生年金、税金の制度。

触らぬうちに貯まっていったが、家を借りるには足りない貯金。

自らに足りない経験を補う資格等気付くことが大変多かったのです。

 

私は自分が体験したことで、大人には大人の勉強があり、

私のように知識の足りない事で困った貴方への助けとなればと思い

ブログを始めました。

 

 

コツコツお伝えしていければと思っております。

 

何卒宜しく御願い致します。